2006年8月23日 いよいよ幼虫購入
     
 

 近所のショップにて2令幼虫をオス、メス1匹ずつ購入!
 (♂♀の判断は、店員さんがしてくれました。)
  もちろん妻には内緒!

 大阪府能勢産と岡山県産の2種類ありましたが、「大阪府能勢産は有名ですよ」の一言で、大阪府能勢産にしてしまいました。

 あわせて菌糸ビン(ファーム’S社 MT−152 1000cc)も2個購入。

 この店には他の菌糸ビンはデカイのしか売ってなかったのでやむおえず、MT−152を購入しました。1つ、1700円って...高いよ!!

 まぁ、メーカーの2倍長持ち!のうたい文句どおり、本当に2倍持ってもらうことを願うまでですな...。

 家に帰り、飼育場を「がさごそ」していると、息子が来て

 「なぁ〜に、それなぁーに!みーせーて、みーせーて!!」

 と興味津々でよってきたので、上機嫌だった私もつい

 「オオクワの幼虫。ママには内緒な。男と男の約束!!」

 と約束し、見せていたのもつかの間。

 「ママー!見てー!オオクワの幼虫だってー!」

 と猛ダッシュで報告。(そうかそうか、約束なんか守れるわけないよな〜)

 「こないだ買ったばかりなのに、もう買ったの」とチクリと言われ、

 「幼虫だから違うよ...」と言い訳...

 「もう増やさないでよね」と念を押されてしまいました。

※購入時の状態は、写真に残し忘れてた〜!

 

 

 

 

2006年9月2日  購入後、約1週間経過
   

 

 外は32℃と猛暑が続く中、幼虫の方は大丈夫かと冷や冷やしていましたが、下駄箱したの菌糸ビンは常温のままで問題はなく、幼虫も元気に食事してました。

 下駄箱下の温度も1週間で26℃〜29℃と連日結構高めでしたが意外と平気なもんですね。

2006年11月3日  菌糸ビン交換
   

 

 

 能勢産の2令幼虫を飼育し開始してから2ヶ月が経過し、菌糸の方も随分食べられてきました。

 今までMT-152(ファーム'S社)で飼育してきましたが、これが1000ccで1瓶1,700円と余りにも高いため、 次はマジカルギネスに切り替えることにしました。

 で、菌糸ビンをほじって見ると、

 んっ!?

 オスは18g。と大きくなったな〜。

 でメスの方はと、えっ・・・ 5gって・・・。

 全然成長してないじゃん!

 1700円もする菌糸ビンに入れていたのにどういうこと?

 よーく、メスの幼虫を観察していると、幼虫が伸びたり縮んだりするたびに透明なお尻が露出されます。体内も透明がかっているように見えます。

 何でしょう?これって、何かの病気でしょうか?

 オスは、マジカルギネス1400ccに入れ替え、
メスはマジカルギネス800ccに入れ替えて様子を見ることにします。

 不治の病か何かだったら菌糸がもったいないですが、無事成長してくれることを願います。



交換前の菌糸はこんな感じ・・・。
♂18g、♀5gって、どうした!メスちゃん!
丸いに透明なお尻が露出されます。
体内も黒いものは全く見えない・・・。

 

2006年12月20日  いつの間にか蛹化してる・・・
   

 

 

 下駄箱下で常温管理しているメスの菌糸ボトル。

 ボトル側面に直径1センチ程度の穴がありそこからかろうじて中が見えているんですが、よーく監察してみると

 「ん?蛹化しているんじゃねーか?」

気になって仕方がないので菌糸を掘ってみると、やっぱり・・・蛹化している・・・。

「どうしよう?とりあえず、そっとしておこう。」

蛹室を壊さないように掘ることができたので、蛹はそのままにしときます。

で、今日現在の下駄箱下の温度は11℃〜14℃。これから更に寒くなる下駄箱下では羽化しないんでは?と考え、とりあえず温袋に投入することにしました。

この幼虫、
前回菌糸を入れ替えた時は、たった5gと全然成長しておらず、病気かな?と思っていたんですが無事蛹化しましたね。

こんなに早く蛹化してしまったのは、きっと温室管理下で飼育されてきた幼虫なんでしょう。
購入したころは、飼育に関してはまったくの無知。<今もまだまだ無知ですが・・・。
いつ孵化したものなのか?、温室管理だったのか?はまったく聞くことなく飼育してました。
(確か幼虫のPPにシールが張ってあり、孵化日とか書いてあった気がするんですが、馬鹿な私はメモらずに捨てました。<ほんとに無知!)

で、結局蛹化するのに何日掛かったかは不明。

今度、購入店に聞きに行ってみますかね。(まぁ、店員さんが覚えているとは思えませんが・・・。)

我が息子は一言、
「セミの抜け殻みたい・・・」←確かに見えないこともないな。
 
2007年1月11日  オオクワ初羽化
   

 

 

温袋に投入していたメスの蛹が無事羽化しました。 プリンパックに移して、このまま温室管理します。

あとは、パートナーとなる相手の蛹化→羽化を待つのみです。

羽化直後。まだ頭部がお辞儀した状態です。 左の写真から12時間後。 41mmと少々小柄。
 
2007年1月22日 ♂の菌糸ビン交換
   

 

 

 オスの幼虫の菌糸(マジカルギネス)に青カビが目立つようになってきたので、菌糸自体はまだまだ食えるところは十分残っているんですが交換することにしました。

 同じく新品のマジカルギネスに引越し!と行きたかったんですが、金欠のためコストパフォーマンスの良い、月夜野きのこ園のE−1400に変更。

これでこの子は、
  MT−152 1000cc(ファーム'S)→マジカルギネス1400cc→E−1400(月夜野きのこ園)

と生活環境を変え続ける子になってしまいました。

20gと約1.5ヶ月前から2gアップ。

下駄箱下の温度は10℃〜13℃。この子は、常温で飼育します。

上の方は青カビだらけ〜。
きのこも「ドーン!」

 

2007年7月4日 ようやく蛹化
     
 

 前回1400ccの菌糸ボトルに入れ替えてから既に5ヶ月を経過。

 ここ1〜2ヶ月は菌糸を食われている形跡もなく、外からは中の様子がまったく窺うことができなかったので、我慢できずに穿ってみました。

 すると、いつの間にやら蛹化しているではありませんか〜!。

 5ヶ月前に測定したときは20gあって、サイズを少し期待していた子なので順調でよかったです。

先日蛹化した山梨県産のオスの蛹と並べて比較するとこっちの能勢産のほうが一回り大きい感じ。
何ミリになるか楽しみですな〜。

 で、この菌糸ボトル。
 まぁ、他の蛹化したオオクワたちの菌糸ボトルもそうですが、食べられるところが沢山残っていて、まだ十分に使えそうなので、そのまま保管しておきます。
 佐賀県産の幼虫が無事採取できたらまとめて投入して再利用しようと思います。

左が能勢産、右が山梨県産。気持ち能勢産の方がBIG。
2007年7月14日 ようやく蛹化
     
 

♂の蛹が無事羽化しました。実に綺麗な固体です。

蛹化下敷きが解らないので蛹から羽化まで何日掛かったのか不明ですが、何はともあれ無事、オスの成虫が拝めてよかったです。

しかも サイズは・・・71.5mm!とビックサイズ!!

これで先に羽化したメスとのペアが誕生です。

この能勢産のオオクワは自分が始めてショップで店員さんに飼育方法を教わりながら購入した幼虫だったので1番愛着がわいているんです。
能勢産のペアは来年の春になったらブリードさせようと思います。

それまでは、2匹ともそーっとさせて置くことにします。

計測4日前の状態。(2007/7/10撮影)
 
何かうれしかったんで、写真もビックサイズで掲載!
2007年8月24日 凹みますな〜。
     
 

先ほど餌を補充しようとメスの様子を見てみると、

なんとなんと逝ってしまってました〜。 ガックリです・・・。

やはりこの連日の暑さのせいでしょうか?

同じ下駄箱した飼育している山梨県産のメスたちは無事なんですがね〜。

で、これで能勢産のオオクワは70mmのオスを残すのみとなってしまい、 ブリードは行うことなく終了となります。

後はオスの最後を見届けるのみです・・・。はぁ〜、本当に残念・・・。

こんな写真撮りたくなかった・・・。(泣)
 
 

 

 

 

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