2006年9月22日 小型カブト第1弾!
     
 

 昼休みに会社でクワカブ関係のHPをサーフィンしていると、何やら小さくって面白いカブトを発見!
「サビイロカブト」まさに名前のとおり、錆びた色したカブト。しかも小さくって飼育も容易との事でこれなら初心者の私でも大丈夫であろう。

と早速、ネットで♂2匹、♀3匹のF2幼虫を購入し、本日受け取り。

この手の小さい幼虫は、オスメスの区別はお腹を見るのではなく、体に比べて頭の大きさが大きければオス、小さければメスと言うことで判断するようでした。

600ccの飼育ビンにファーム’S社のヘラクレスマットを敷き幼虫を投入!。幼虫は直ぐにマットにもぐっていきました。
ちなみにマットは、カッチカッチにせずに手で押し込んだ程度です。

 ただし...サビイロカブトの飼育には20℃以上は必要らしい。
本日の下駄箱下の最低気温23℃...冬は下駄箱下に常温では無理...かな?。

 

 飼育用品

マット

ファーム'S社

ヘラクレスマット

 

手前3匹が♀。
ムズモゾともぐっていきました...

 

2006年9月29日 ♀の幼虫早くも★に...
   
飼育を開始して1週間。♀が★に...頭は形を残して、体はしわしわ。何故...
 

 今日も幼虫をチェック!

 5匹いるサビイロの1つ目のビンのフタを開けてみるとマットの上に”しわしわ”になって、お亡くなりになった幼虫が...

 あわてて、他の4匹も注意深く確認したところ、ビンの横から動いているところを確認できました。

 幼虫飼育を開始して、はじめてお亡くなりになった幼虫を目の当たりにしたので、ちょっとショック...。

 気温は高温にも低温にもならなかったし、同じマットに入れた他の4匹は無事なんで、マットとの相性が良くなかったのか?  原因不明。

 残りは、♂2匹、♀2匹... 

2006年10月25日 保温開始
     
 

 下駄箱下の温度も20℃程度と涼しくなってきたので、温箱による保温管理を開始しました。 
温箱内の温度は、22℃〜25℃。幼虫4匹、温室管理開始!

 

2006年11月16日 マット交換
     
 

  サビイロの幼虫たちのビンの糞がかなり目立つようになってきました。

  「汚いからマットの掃除してあげたいよな〜。」

  ですが、小型カブトの3令後期のマット交換は厳禁らしいんです。
  しかし、見れば見るほど糞が目立つではありませんか・・・。

 「これじゃー、蛹室もうまく作れないかもしれないしな〜。」 と判断して、マットを交換することにしました。

 マットをフルイに掛けて糞を取り除き、 ビンの3分の2くらいまで「モリオーさんのヘラクレスマット」を敷き、手で軽く押し固め、
 その上にフルイに掛けたマット「ヘラクレスマット(ファーム'S社)」を敷きました。

 無事に蛹化して欲しいものです。

 左から♀(8g)、♀(8g)、♂(7g)、♂(9g)。大きさは、どれも大差ないな〜。

 

 

2006年12月1日 祝サビイロ蛹化!
     
 

オスの幼虫が蛹化しました。

アブデルスツノカブトと比べると赤色の濃い実に綺麗な色ですな〜。

で、この幼虫たちなんですが、
購入時に「いつ孵化したものなのか?」を聞くのを忘れてしまい、
結局、蛹化するのに何ヶ月ほど掛かったのかは解らずじまい。

まぁ、無事全ての幼虫が羽化して、

ブリードに成功したら監察しなおすことにします・・・って、何時になることやら・・・。

 

 

2006年12月12日 サビイロまたまた蛹化!
     
 

 ビン底に5日ほど前から蛹室を作っていたのでそろそろかなと思っていたオスの幼虫が蛹化しました。

 ただ、思いっきりビンの底で蛹化してるんですよね〜。

 蛹は羽化時に大量の水分を放出するらしく、ビン底の場合、その水が土に吸収されずに溜まって羽化不全を起こすことがあるらしいんです。

 アブデルスツノカブトのときは、横長に蛹室を作っていたんでビン底でもビンをひっくり返すことで対処できたんですが、サビイロは縦長に頭を上にした状態で蛹室を作っているんでビンをひっくり返すわけにも行きません。

 そうすると「人工蛹室」ってことになるんですが・・・、人工蛹室も結構うまくいかないことがあるらしいんですよね〜。

 まぁ、どうするか、ちょっと保留・・・。

 ちなみに、これで2匹蛹化(♂)、残り幼虫2匹(♀の予定)となります。

 残りの2匹のマットも汚れてきたので交換しました。

 

ビン底に蛹化。サビイロは縦に蛹室を作るのか?

 

2006年12月27日 ビン底の蛹室対策
     
 

 さて、ビン底に蛹室を作った蛹なんですが、

 水分放出による羽化不全を防ぐために掲示板で情報提供していただいているサヲンさんから教えていただいた、
  「マットとドリンクビンやペットボトルを使用した人工蛹室」を作って、引っ越そうと考えていたんですが、

  先日まで我が家は原因不明の嘔吐で私以外は全滅状態。(風邪なのか、ノロなのか?)
  子供たちも楽しみにしていたクリスマスどころではありませんでした。
  かみさんは自力で何とかしてもらっていたんですが、チビ達2人の介護で私の体力はメロメロ。

 ただ、サビイロの蛹の色は濃くなってきており早く何とかせねば・・・。

 で、人工蛹室を作って観察したかったんですが、今回ばかりは兼ねてから考えていた超手抜き対策を打つことにしました。

 1、マットを蛹が取り出せるくらいまで露天掘りして蛹を取り出す。蛹室は絶対に壊さないように注意!
 2、ビン底が露出している部分が隠れるように、ビン底から1cmくらいマットを入れる。 (予めマットには十分水分を含ませておく。)
 3、割り箸や綿棒で入れたマットを押し固める。
 4、蛹を戻して完了!

 作業時間たったの5分程度。超手抜きな対応ですが、理屈ではこれでも何とかなるのでは?と思っています。

  さて、無事羽化してくれますでしょうか?  → (2007.1.7 結果羽化失敗でした!

露天掘りして蛹を取り出す。 露出したビン底をマットで埋める。
埋めたマットを割り箸等で押し固める。 蛹を戻して完了!完成写真はこんな感じです。


 
2006年12月28日 祝サビイロ羽化〜
     
  最初に蛹化したオスが無事羽化しました。
蛹化してから1ヶ月弱掛かったことになります 。

息子と掘り出したんですが「キュキュ」と鳴く泣き声が・・・

息子は「あっ、今なんか音がした!」

「サビイロカブトって鳴くんだよ」と教えると、

「へぇー、きっと土から出されて”さむ〜い〜”って言ってるんだね。」

と言う息子の反応といい、サビイロの鳴き声といい実にかわいい。

メスが羽化するまで、プリンパックで個別飼育します。

まだ、角の部分の皮が取れていませんでした。
2006年1月7日 残念ながら・・・
     
 

 ビン底部分にマットを入れて底上げした蛹(2006.12.27の記録を参考)なんですが、残念な結果に終わってしまいました。

 羽化の過程で一度蛹室を這い出て、その後、頭から蛹室に落っこちてしまったようで、結果上翅と下翅のところが羽化不全を起こしてしまいました。蛹室の上部分を露出させすぎてしまったことで、サビイロくんが蛹室を登れてしまったんでしょう。

羽化の瞬間を目撃できて「よっしゃー!」と思っていたんですが・・・。 ちょっと子供を寝かしつけている一時間位の間に、一度蛹室を這い出て頭から蛹室に頭から落っこちていたようです。 慌てて救出しましたが時既に遅し、翌日はこんな姿に・・・。 (>ω<、)

翅はぼろぼろですが、ちゃんと元気そうではあるのでブリードはできるのでは?と少し期待しています。

これで4匹中、2匹羽化(♂)となり、残りの2匹も昨日、一昨日と立て続けに蛹化しました。しかも、ビン底に・・・。

この2匹は私自身初の人工蛹室を作って、完璧!に羽化させたいですな〜。

 

 
2007年1月19日 人工蛹室へ引越し
     
 

2匹のメスの蛹を人工蛹室に移しました。

ちなみに人工蛹室は、以前サヲンさんに教えていただいた情報を頼りに作ってみました。

1、600ccの飼育ビンに2センチくらいマット(水分多め)を敷く。
2、ビンの中央に蛹室の型となるドリンクのビンをキャップ部分を下にして置く。
   ちなみに使用したドリンクのビンは眠○打破。(これでも若干太い気がしましたが、他に適当なものがなかったので・・・。)
 
3、ドリンクビンの周りをマットで埋め、ビンを押さえながらマットをしっかり押し固める。
 
4、ある程度(大体蛹の長さの1.5〜2倍くらい)マットが埋まったら、ドリンクビンを回しながら取り出す。
 
5、蛹室底の部分(ちょうどドリンクのキャップ部分)を指で丸くなるように整形。
   同じく蛹室側面も指で平らに整形して完成!
 
 
蛹を投入するとこんな感じです。若干穴が太い気がしますが、様子を見てキッチンペーパー等で穴を小さくしようと思います。
 

さてさて吉とでますでしょうか?
 
2007年1月29日 羽化不全のオスがお亡くなりに・・・
     
 

 羽化不全を起こしていたサビイロのオスがお亡くなりになりました。

 数日前からなんとなく動きが鈍くなったなーと思っていたんですがね・・・、

 残念です。

 健康なオスは1匹のみ。早く2匹のメスの羽化を迎えて累代を確保可能な環境にしておきたいですな〜。

2007年2月6日 サビイロのメスが2匹とも羽化
     
 

人工蛹室で飼育していたメスの蛹が2匹とも無事羽化しました。

若干穴の直径が大きいかなとも思っていたんですが、年度末に向けての仕事の忙しさに蛹の状態チェックを怠っていたところ、いつの間にか2匹とも羽化していました。(;^_^A

取り出すと「ギーギー」と悲鳴を上げて相変わらずかわいい奴らです。

2匹とも羽化しましたので今回の人工蛹室は一応「成〜功〜!」と言うことになりますね。これも色々と情報提供していただいたサヲンさんに感謝です。

で、結局のところ総合結果は、
5匹の幼虫のうち、1匹は幼虫のうちに★、1匹は羽化不全の後★。
無事羽化したのは♂1匹、♀2匹となりました。

 さて、後はメスちゃんの後食を待って、サヲンさんから提供していただいた2匹のオスと組み合わせてブリード!と行きたいところです。

 あぁ〜楽しみだ〜。

2007年4月8日 ブリード開始
     
 

本〜当〜に久しぶりの更新です。
なかなか忙しく、カブクワ達の世話も全然できなかったんですが、今回の週末は久しぶりにカブクワたちの世話ができる余裕ができました。

で、一通りチェックしてみたんですが、

幼虫のものは幼虫のまま・・・。

蛹のものは蛹のまま・・・。

成虫もエサが切れている以外は、これと言って変化なし・・・。

唯一、2月に羽化した2匹のサビイロのメスのうちの1匹が後食を開始してました。

ちなみに現在我が家にはオス3匹、メス2匹の計5匹の成虫がいます。
内オス2匹は、掲示板でお世話になっているサヲンさんからいただいたもので、3匹のオスはとっくに後食を開始していてメスの後食を待つばかりだったんです。

で、今日を逃しては、またしばらく世話できなくなる(かも)〜と、

「ブリード開〜始〜!」

後食を開始したメスとサヲンさんよりいただいたオスでペアリングしてみるも、
オスはオラオラ状態でメスにしがみつき、交尾しようとがんばっているんですが、激しくメスが抵抗。オスを受け入れようとはしません。

20分ほど様子を見ていたんですが、交尾を確認することはできませんでした。
仕方が無いので、このままブリード及び産卵を兼ねて同居させることにします。

マットは、完熟Mat(月夜野きのこ園)をフルイにかけて微粒化したものを3センチほどケース底に押し固め、その上に7センチほどマットを軽く敷きました。ケースはHR-1を使用。

1ヶ月ほど様子を見て、採卵してみようと思います。

何度もメスを追い掛け回すも激しく抵抗。
「おやめになって〜」とメスの悲鳴が聞こえてきそうな感じでした・・・。

逆さ状態でメスをやっとの思いで捕らえて生殖器を出すも全く受け入れられず・・・。


 
2007年5月17日 1回目の採卵
     
 

 ブリード開始から既に1ヶ月以上を経過。

忙しいとはいえあまりに放置しすぎましたな〜と、反省し、今日は気合を入れて採卵をしてみました。

結果・・・、卵1個・・・、しかも写真では伝わりませんが色が薄く怪しい・・・。

次に期待と言うことで再度、ブリード環境を作りました。ペアも総入れ替え。

またまた、1ヶ月位したら採卵してみます。


2007年7月1日 遅ればせながら2回目の採卵
     
 

サビイロまたまた惨敗・・・。

前回採卵した際は卵1個しか取れなかったサビイロのペア。

再度ブリード環境に投入してから1ヶ月以上が経過したので

「今度こそは!」と期待を込めて再度採卵してみました。

結果・・・0匹。何にもとれず・・・。

ペアが良くないのかな〜と、サヲンさんから頂いたもう一匹のオスと我が家で羽化したもう一匹のメスにチェンジして再度ブリードセットを組んでみました。

次は期待してますぞ〜、サビイロ君。

で、前回採卵できた唯一の卵は、無事孵化して順調に育っています。

頭が小さめなのでメスかな〜。
2007年8月14日 またまた遅ればせながら3回目の採卵
     
 

今度は成功!

今まで、1個→0個と惨敗を繰り返してきたサビイロのブリードですが、

今度は21個と成功しました。

今までは、ペアが良かったのかな〜?

いずれにしても取れすぎたくらいなので、無事孵化してくれたら里親さんを募集したいと思います。

とりあえず、ブリードはこれで終了。

しばらくは個別飼育に切り替えます。

今日は、沢山取れて大満足。
2007年8月17日 長寿だと思っていたのに・・・
     
 

何故?何故なんだ〜?。

会社から帰宅後、何気なくプリンカップで個別飼育しているサビイロ君の様子を見てみるとオスとメスが1匹ずつお亡くなりになっているではありませんかー!

餌を切らしていたわけではないし、水分も適度に補給させていたにも関わらず、本当に何故?って感じです。

暑さのせい?と言っても下駄箱下は31℃は超えていないし、昨日までは確かに動いていたのに・・・、同時にお亡くなりになっているところが何とも気になります。

これで残りの成虫はオス2匹、メス1匹となってしまいました。

まぁ、累代分の卵は確保できているから良いけど、原因が不明のために他の子達に影響が出なければいいんだけどな〜。


約7ヶ月間ギーギーと楽しませてくれました。
2007年10月12日 まとめて報告
     
 

すっかり飼育記録の更新を忘れ去られているサビイロ達。

9月末に最後の成虫オスがお亡くなりになり、ここでまとめて報告します。

ちょっと扱いが悪すぎですね・・・。(反省)

20個ほど採卵した卵のうちのほとんどは無事孵化して、幼虫も落ちることなく順調に育っていました。

放ったらかしであったにも関わらず、簡単に育ってくれましたね〜。

本当に手の掛からない子達です。

で、我が家の飼育場には多すぎるのと他の種の飼育も挑戦したかったので、 最低限の累代分を残して全て里親へ旅立たせました。

結果、我が家に残ったのは幼虫4匹のみ。  これで十分です。

しばらくはプリンカップで多頭飼育しますが、もう少ししたら個別飼育に切り替える予定です。

1匹だけ妙に小さいですが、そのうち追いつくでしょう・・・。
2007年10月29日 マット交換
     
 

プリンカップに多頭飼育していた幼虫達ですが、早くも糞だらけ〜。

本当によく食べますな〜。

今日からは個別飼育に切り替えます。

460ccブロー容器にマットは・・・、他の飼育で余ったマット・・・。

本当に扱いが悪いです。

でも、サビイロは扱いが悪くても簡単に育ってしまいそうな気がしてしょうがないんです。

また、糞が溜まったらマットを交換します。もちろん余りマットで・・・。

 

孵化時期が異なるので大きさがバラバラですが、順調に育ってます。
2007年12月16日 ぼちぼち順調に育ってる?
     
 

手元に残った4匹の幼虫達。

久しぶりに確認すると、マット表面で1匹がしわしわになってお亡くなりに・・ ・。

で、残り3匹の内の1匹は蛹室を作らずにマット表面で前蛹状態になってました。

この子は人工の蛹室を作って、お引越し〜。 いや〜早めに気がついてよかったぁ。

残り2匹の容器も既に糞だらけ、本当に良く食べる子達です。

早速、マットを交換して完了。 もちろん余りマットですよぉ。

さてさて残った3匹の幼虫達は無事羽化してくれるでしょうかね〜。

上がマットで作った人工蛹室。
作り方は、2007/1/19の記録を見てください。
 
 

 

 

 

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